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医療保険
医療保険(いりょうほけん)は、事前に保険料を支払っておくことによって、医療機関を受診したり入院した場合に、医療費の一部又は全部を保険者が給付する仕組み。公的医療保険と民間医療保険があり、貧困の予防や生活の安定などを目的とする。
公的医療保険
社会保険の一種で強制加入の性格を持ち、主に行政が運営し、予め定められた診療等について保険が適用される。民間医療保険は市場の失敗と呼ばれる欠点を持ちすべての対象者が加入できないおそれがあるため、北欧を除くヨーロッパの多くの先進国は公的な医療保険制度を用意している。ただし先進国でもイギリスは保険料でなく、税を財源とした国民保健サービス(NHS)と呼ばれる医療保障制度を国が運営している。
保険者が被保険者の特性に合わせた予防的な事業を展開することによって、被保険者の健康を増進し、医療費の抑制につなげることができるメリットを持つ。
民間医療保険
加入にあたり、個人の財産や所得に応じて、複数の保険会社が用意するメニューからプランを選ぶことが可能である。たいていの場合加入前に病歴などの審査があるため、保険会社が加入希望者を選ぶ、いわゆる逆選択が発生することがある。
公的医療保険と異なりメニューとして通院や入院の日数で給付額を算出されるプランが多い。保険料の内訳としては保険会社の人件費や事務費がかなりの割合で含まれるため、保険料の総額=保険金の総額という等式が成り立つことはない。